【asdfのインストール】導入方法解説・まとめてバージョン管理

【asdfのインストール】まとめてバージョン管理しよう!
この記事は約6分で読めます。

asdfとは

asdfは複数の言語のバージョン管理を一元的に扱えるツールです。(nodejs,ruby,python,pnpmなど)
Node.jsを含む様々なランタイムのバージョンを管理することができます。ここでは、asdfを使用してNode.jsのバージョンを管理する基本的な手順を説明します。

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比較

NameSupport automatically
asdf.tool-versions
.node-version
.nvmrc
.ruby-version
※ Node.js以外の環境もこれだけ
nodebrew
nodenv.node-version
nvm.nvmrc
nvm-windows
Windowsで使えるかは調べていません。注意

まずは、今利用中のツールの削除から

nvmasdfは両方ともバージョン管理ツールであり、同時に使用することは技術的に可能ですが、いくつかの理由から推奨されません。特に、両方のツールが異なるバージョンのNode.jsを管理している場合、想定しない挙動やコンフリクトが発生する可能性があります。そのため、asdfに移行することを決めた場合は、nvmをアンインストールすることを検討すると良いでしょう。

nvmのアンインストール方法

nvmのアンインストールは、主にnvmがインストールされたディレクトリを削除し、シェルの設定ファイルからnvmに関連する設定を削除することで行います。

  1. nvmディレクトリの削除: nvmは通常、ホームディレクトリ内の.nvmディレクトリにインストールされています。このディレクトリを削除することでnvm自体をアンインストールできます。 rm -rf ~/.nvm
  2. シェル設定ファイルからnvmの設定を削除: ~/.bashrc, ~/.zshrc, ~/.profile, または~/.bash_profileなど、使用しているシェルの設定ファイルを編集し、nvmに関連する行を探して削除します。これらはnvmの初期化スクリプトや環境変数の設定に関連する行です。 編集後、変更を適用するために新しいシェルセッションを開くか、設定ファイルを再読み込みします(例:source ~/.bashrc)。

nvmをアンインストールした後、asdfを正しく設定し、必要に応じてNode.jsを含むさまざまな言語のバージョン管理を行うことができます。これにより、複数のプロジェクトで異なるバージョンのツールや言語を簡単に切り替えることが可能になります。

asdfのインストール

まず、asdf自体をシステムにインストールする必要があります。多くの場合、Gitを使用してインストールしますが、環境によってはパッケージマネージャを使用することもできます。

Gitを使用したインストール例(macOS/Linux):

git clone https://github.com/asdf-vm/asdf.git ~/.asdf --branch v0.9.0

その後、~/.bashrc, ~/.zshrc, ~/.config/fish/config.fish などのシェルの設定ファイルに以下を追加します(使用しているシェルに応じて適宜選択してください):

# bashやzshの場合
. $HOME/.asdf/asdf.sh
. $HOME/.asdf/completions/asdf.bash

# fishの場合
source ~/.asdf/asdf.fish

変更を反映させるためには、新しいシェルセッションを開くか、設定ファイルを再読み込みします(例:source ~/.bashrc)。

Gitを使用したインストール例(windows):

asdfをインストールする前に、Gitが必要です。

asdfのダウンロードとセットアップ

asdfの公式GitHubリポジトリからWindows向けのセットアップスクリプトをダウンロードします。以下のコマンドを使用して、PowerShellでスクリプトを実行します。

このコマンドは、最新のasdfセットアップスクリプトをダウンロードして実行します。

Invoke-Expression (Invoke-WebRequest https://raw.githubusercontent.com/asdf-vm/asdf/main/install.ps1 -UseBasicParsing)

環境変数の設定

ダウンロードしたasdfのインストール先のパスを環境変数PATHに追加する必要があります。これにより、コマンドプロンプトやPowerShellからasdfコマンドを直接実行できるようになります。

C:\Users\YourUsername\.asdf\bin

PowerShellを開き、以下のコマンドを実行します。

$env:PATH += ";C:\Users\YourUsername\.asdf\bin"

パスの更新の確認

asdf --version

Node.jsプラグインの追加

asdfにNode.jsのサポートを追加するには、Node.jsのプラグインをインストールします。

asdf plugin-add nodejs

Node.jsのバージョンをインストール

利用可能なNode.jsのバージョンをリストアップします。

asdf list-all nodejs

必要なバージョンのNode.jsをインストールします(例:14.17.0をインストールする場合)。

asdf install nodejs 21.0.0

システム全体またはプロジェクトごとにNode.jsのバージョンを設定

インストールしたバージョンをグローバル(システム全体)に設定します。

asdf global nodejs 21.0.0

または、特定のプロジェクトのディレクトリで使用するバージョンを設定することもできます。

asdf local nodejs 21.0.0

これにより、そのディレクトリに.tool-versionsファイルが作成され、指定されたバージョンのNode.jsがそのプロジェクトで使用されるようになります。

Node.jsのバージョンの切り替え

プロジェクトごとに異なるバージョンを使用している場合、asdfは自動的に.tool-versionsファイルに基づいて適切なバージョンに切り替えます。手動でバージョンを切り替えたい場合は、再度asdf globalまたはasdf localコマンドを使用します。

以上でasdfを使用したNode.jsのバージョン管理の基本的な流れが完了しました!!!

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