JSとTSに分かれるのは知ってるけど。
とりあえずjsx,tsxを使っておけばいいんじゃないの?
たしかにな、わしも最初はよく分かってなくてそうじゃったなあ〜
でも、初級者レベル以降は、しっかり使い分けは大切じゃよ
JavaScriptとTypeScriptの違い
JavaScript(ジャバスクリプト)とTypeScript(タイプスクリプト)は、プログラミング言語であり、Web開発やアプリ開発などに広く使われていますが、いくつかの違いがあります。
開発の規模や目的に応じて、適切な言語を選択することが重要です。
TypeScriptは、JavaScript の上位互換のイメージでいてもらえればよいかと思います。
JavaScriptのメリット
- スピーディーかつ柔軟で簡単に使える
JavaScriptのデメリット
- 大規模プロジェクトやチームでの開発では問題が生じることがある
TypeScriptのメリット
- 開発初期から信頼性と品質を確保できる
- 保守性が格段に上がる
TypeScriptのデメリット
- コード記述に若干の手間がかかる
- コード量が増える
静的型付けと動的型付け
◆ JavaScript
動的型付け言語であり、変数の型を宣言せずに値を代入できます
実行時に変数の型が決定される
◆ TypeScript
静的型付け言語であり、変数の型を明示的に宣言する必要があります
コードをコンパイルする際に変数の型がチェックされます。
型のサポート
◆ JavaScript
型チェックがないため、変数の型を間違えたり、予期しないデータ型を扱ったりする可能性が大いにある。※特に久しぶりにコードを見たときなど見通しが悪くなる
◆ TypeScript
型チェックがあるため、コードの品質を向上させることができます
エラーを事前に検知してくれるため、バグを減らすことができる
開発の効率性
◆ JavaScript
型チェックがないため、開発初期の段階ではスピーディーかつ柔軟にコーディングできる
※大規模プロジェクトではデバッグが難しくなることがあります
◆ TypeScript
型チェックにより開発初期からエラーを防ぐことができます
大規模プロジェクトでの信頼性が向上します
生産性
◆ JavaScript
スピードが出せるため、短期間でのプロトタイプ開発に適しています。
◆ TypeScript
保守性が上があがるため、プロジェクトの規模が大きくなるまたは、長期化するほど恩恵を受けることができます
コードの品質向上に寄与します
TypeScript独自の機能
JavaScriptにはない型定義やインターフェース、ジェネリクスなどの機能を提供します
これにより、より堅牢なコードを記述することができる
.jsと.jsxの違い
.jsと.jsxとは、両方ともJavaScriptファイルの拡張子であり、下記の違いがあります
<div>などHTML風のタグを使うときと使わないときで使い分ければOK
- .jsが使わない時
- .jsxが使う時
ファイルの内容
◆ .js
通常のJavaScriptファイルを表します
◆ .jsx
JSX(JavaScript XML)を表します
JSXは、Reactなどのライブラリで使用される、JavaScriptとXML風の記法を組み合わせたものです
JSXのサポート
◆ .js
JSXはデフォルトではサポートされていません
ReactなどのライブラリでJSXを使いたい場合は、別途設定を行う必要があります
◆ .jsx
JSXがそのまま使用できます
ReactUIコンポーネントを直接記述することができます
.jsと.jsxの使い分け
.jsxと.jsの使い分けは、主にReactの開発において重要です。
Reactプロジェクトでは、一般的にUIコンポーネントを.jsxファイルに記述し、その他のロジック系のJavaScriptコードは.jsファイルに記述します。
◆ .js
通常のJavaScriptファイルとして使用します。
Reactを使用しないプロジェクトや、Reactコンポーネントを別のファイルで記述する場合に適しています。
JSXを使用しない場合には、.jsファイルに純粋なJavaScriptを書くことが一般的です
◆ .jsx
ReactUIコンポーネントを記述する際に使用します。
JSXを使うことで、HTML風の記法でReactUIコンポーネントを記述できます。
Reactの開発では、一般的に.jsxファイルを使用することが推奨されています。
.jsxファイルを使用することで、Reactのコードをよりシンプルで直感的に記述できます。
.tsと.tsxの違い
◆ .ts(TypeScriptファイル)
TypeScriptの標準的なファイル拡張子です
通常のTypeScriptコードを記述するために使用されます
Reactを使用しないプロジェクトや、Reactコンポーネント以外のTypeScriptコードを記述する場合に使われます
◆ .tsx(TSXファイル)
TypeScriptとXML風の構文(JSX)を併用するReactのコンポーネントを記述するためのファイル拡張子です
jsxのTypeScript版ですね
.tsxと.tsの使い分け
.jsと.jsxと同じでOK
tsファイルには、下記のようなファイルを作成します。
- 型の定義:〇〇〇Type.ts
- カスタムフック:use〇〇〇.ts
- 定数定義:〇〇〇Constants.ts
参考にReactの開発でよく登場する使い方を紹介します。
理解が進むreactとtypescriptの違いの話
さいごに
よくわからないので、とりあえずjsxやtsxを使っているという方もいるかと思いますが、使い分けをすることで見通しが良くなりますので、お試しください。
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